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阪神から2位で指名され、タイガースグッズを身につけポーズをとる報徳学園の今朝丸裕喜投手=2024年10月24日午後6時52分、兵庫県西宮市、新井義顕撮影
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 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が24日、東京都内であり、今春の第96回選抜大会で準優勝した報徳学園の今朝丸裕喜投手(3年)が阪神タイガースから2位で指名を受けた。記者会見した今朝丸投手は「一日でも早く1軍でプレーして、今まで支えてくれた人たちに恩返ししたい」と抱負を語った。

 会議が始まってから約1時間10分後の指名だった。「ずっとドキドキしていた。まずは指名されてホッとしました」と安心したような表情で話した。

 阪神の本拠地、阪神甲子園球場は学校と同じ兵庫県西宮市にあり、直線で約5.5キロしか離れていない。今朝丸投手も2年春、3年春夏と甲子園のマウンドに立った。「プロでまた甲子園で投げられるのは光栄。今度は球場全体から応援されることが楽しみ」と語った。

 来季から藤川球児監督が阪神の指揮をとる。「火の玉ストレート」と呼ばれたキレがある速球を武器に、現役時代は抑え投手として活躍した。今朝丸投手は、「来ると分かっていても打たれない、すごい真っすぐをどうやって投げていたのかを尋ねてみたい」と対面を楽しみにしていた。

 目標は「200勝」という。「徹底的に体を作って体力をつけ、長く活躍できる選手になりたい」と夢を語った。(岡田健)

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